介護施設と理学療法士との意見交換会議録

日時 平成3064日 13時開始

 

会場 ママファミ介護教室(御所野)

 

講師:籾山 日出樹氏 理学療法士 博士(医学) 秋田リハビリテーション学院 副学長

 

  :木元 裕介氏  理学療法士 博士(保健学)認定理学療法士(脳卒中)(基礎理学療法) 

 

 

 

参加者

 

あいぜん苑 総務部長 佐藤正博様

 

ふきのとう 副施設長 浅利直樹様

 

特養ひなた 施設長  備後文人様

 

有限会社インフィニート笑咲 石山宏央様・石川悌様

 

サ高住らいらっく外旭川 施設長 鈴木多津子様・管理者阿部明希様

 

サ高住みんなのまち 計画作成者 川端洋祐様

 

グループホームソフトハンド 代表 加藤健悦様

 

特養 あじさいの郷 施設長 佐藤大様

 

特養 陽光苑 施設長 今野真司様

 

ゲスト 秋田市議会議員 小木田きみお様

 

 

 

 

 

・リハビリ専門職が在籍していなくても看護師がいることで要件を充たしているが専門知識がない状況で行っている。

 

・介護職全体に対しての教育の場につながる。

 

・理学療法士が関わることで質の向上が目指せる。

 

 

施設からの意見

 

1.施設として採用するとなれば専門性を求めるが、OTPTにどのような専門性があるのか?

 

2.法人として老健施設にOTPTは在籍しているが、法人内ですら回りきれない現状があり、看護・介護がマッサージ等を行っている。実施評価が見えにくい点があるため職員に対して教育してもらうことはできるか?

 

3.入院中にリハビリを実施していない利用者がいるが、退院後にリハビリ専門職がいない介護施設でどこまでが加重・稼働可能なのかが不安。

 

4.施設の運営費・在籍職員の人件費で経営も厳しい中で、加算がとれるとは言え、PTにかかる費用が結びつかない。

 

5.PTを週3回の非常勤として昨年の4月からリハビリを行っているが、PTが関わることで利用者にメリハリがついた。

 

6.外部からOTPT1名ずつ訪問看護に入ってもらっているがグループ施設が数か所あるためリハビリ専門職を増やしたい思いはある。

 

7.PTの必要性は理解しているが、臨床経験がない卒業生より現場経験を積んできてもらいたい。

 

リハビリテーション学院からの意見

 

・学院が開設し初の卒業生が来年でるが、7割は県内で就職希望している。

 

H30年までは医療機関での実習割合が多い事や同じ職種がすでに在籍している現場へ就職する傾向が全国的にあるが、第一期生になる現在の4年生は給与面より地域貢献したい思いが強く感じられる。先輩職員がいない状態でも、日々 相手の状態・環境に合わせた施術トレーニングを行っているため 状況に応じた知識は身に付いている。

・生徒すべてが医療機関での就職を希望しているわけではないので、PTが活躍できるような環境を増やすためにも学生向けに介護施設の説明会も必要だと思っている。